採用アカウントで社員のリアルな発信を演出し、SNSを活用して認知拡大・応募数の増加を図る
- クライアント名
- 株式会社青山メインランド様
- クライアント紹介
- 自社ブランドマンション「メインステージ」を中心とした不動産の総合ディベロッパーとして、仕入から商品企画・開発・販売・賃貸・管理と首都圏を中心に事業展開されています(従業員数224名 男女比6:4)。 青山メインランドコーポレートサイト:https://www.aml.co.jp/
- 導入サービス
- 【Instagram運用支援】
問い合わせの経緯・ご相談内容
人事担当者の方からお問い合わせをいただき、下記のご相談をいただきました。
・今後もっと新卒の女性営業職の応募数を増やしたい
・SNSを使った採用ブランディングを検討していているが、リソースが不足している
・採用のミスマッチをなくし、自社に合った人を採用したい
当初、エージェントを利用しての採用活動がメインでしたが、社内ではInstagramの他にもTikTokやYouTubeを検討していました。そのため、求めるターゲットをヒアリングし、ビジュアルや雰囲気を訴求できるInstagramの特性を活かした施策をまずは実行することにしました。
ご提案内容・流れ
まず、詳しくヒアリングしていきながら採用戦略を立てた結果、アカウントの運用目的としてまずは2つの目標を掲げることにしました。
その上で、第1フェーズでは認知や会社への感心を高めていき、第2フェーズではコーポレートサイトへの遷移や応募数を増やしていき、第3フェーズでは安定的な人材確保を方針としました。
【「新卒採用」としてリアルな情報が発信できるInstagramの活用】
就職活動におけるSNSのユーザーニーズや発信する内容、利用動向を調査した結果、就活生の約6割はSNSを使っており、特に近年ではInstagramの利用が多くなっていることがわかりました。
また、就活生は企業情報や社内の雰囲気など、自分が働く上でのリアルな情報を求めていることも見えてきました。そこで、Instagramを活用し写真や動画で会社の雰囲気などを発信していくことにしました。
【会社や社員同士の雰囲気をリアルに伝える「自社ブランディング」】
次に、カジュアルで視覚的にもまとまったフィード&リール投稿の手法を組み合わせて発信していくことにしました。また、フィード投稿だけではなくリールも運用することで、認知拡大や潜在層へのリーチも狙っていき、ユーザーニーズを満たす運用をしていくことにしました。
さらに、反応数を獲得するため、テキストやイラストのみでなく写真や動画をメインにした投稿を行い、写真や動画と相性のいい社内の雰囲気や社員イメージなども訴求し、「〇〇チャレンジ」「〇〇クイズ」のような社員をリアルな目線で知られるリール企画もご提案しました。
アカウントコンセプト
「人」がアドバンテージ
強みの「人」で大学生と繋がるアカウントを目指す
気軽にコンテンツを楽しんでもらいながら“青山メインランド”の魅力や強みを最大限に伝える。
自分ごと化を経て、会社に興味を持たせられるコンテンツを発信する「青山メインランド」の採用アカウント。
「就活」に対して漠然としたイメージを抱いている潜在層に加え、就活軸や業界を定めた顕在層にもアプローチをし、情緒的訴求を行える「社員Vlog」や、応募へ寄与するための「会社や社員の情報」、どの層にも刺さる就活の「お役立ち情報」などを発信。
実施施策
投稿方針として、SNSを積極的に活用しているユーザーの目に留まるようなコンテンツを発信し、ライトなコンテンツで認知拡大させ、会社の魅力や情報を訴求するコンテンツで応募数の増加に寄与していくことを目的としました。
そして、就活サイトと差別化を図るために「潜在層向け:窓口が広く興味をそそるコンテンツ」と「顕在層向け:自社をリアルに発信するコンテンツ」、という二つの切り口から発信内容やテーマを策定しました。
現在はリール/フィードに月4本ずつ投稿しており、それぞれ投稿コンテンツを決め、リールでは認知拡大や関心を引く目的に特化させ、フィードでは顕在層に訴求できるような内容を毎月発信しています。
【リール】
・エンタメ系コンテンツ
チャレンジ企画やネタ系のコンテンツ
・社内設備/環境
オフィス内全体の社内ツアーや社員のお気に入りポイントなどを紹介
・社員理解コンテンツ
テンポ感よく社員の人柄や仕事内容を訴求
・社員Vlog
社員の1日をおしゃれ、かつリアルに発信することで、インスタライクに業務や人柄を訴求
この投稿をInstagramで見る
【フィード】
・就活に役立つノウハウ
先輩社員のガクチカや、就活時にやっていて良かったことなど、”就活”に役立つ情報発信
・会社理解コンテンツ
顕在層に会社の情報を改めて訴求する
・採用情報を解説
採用フローの特徴や人事のコメントなどを発信
この投稿をInstagramで見る
・社内イベントに密着
表彰式や懇親会などの社内イベントを紹介
どのコンテンツも青山メインランド様の強みや特徴をしっかり伝え、納得・理解してもらい、結果として応募者の安心感とエントリーへの意欲を高めるコンテンツ設計にしています。
プロジェクト体制図
ソリューション
2024年7月~運用が始まり、アカウント立ち上げ直後の初月にリール1投稿で2万回以上の再生を獲得し、面接の際にも「Instagramを見て雰囲気がよさそうだったので、応募しました」という声もいただき、当Instagram経由で内定も決まりました。
また、回を重ねるごとに撮影に積極的に協力してくれる社員の方も増え、多くの社員の方も当アカウントをチェックされており、社内を巻き込んだインナーブランディングにも寄与。社内エンゲージメントが高まり、相互的にInstagramでの発信効果も向上しています。
今後はプロフィールに貼ってある採用ページのタップ数の測定や、面接に来られた方に当Instagramを見たことがあるか、などアンケートを集計し、効果を測っていく予定です。
プロジェクトマネージャーの総括
アカウントを立ち上げてからわずか数ヶ月で、採用活動面で効果が出ているとのお声を担当者さまからいただき、非常にやりがいを感じています。現在はアカウントのグロースや会社の認知度を上げていくフェーズのため、それらを図る指標として、投稿のリーチ数やエンゲージメント、フォロワー数を中心に追っています。
フォロワー数:192%成長など、初期戦略で当初立てたKPIよりも全指標達成できており、着実に成長を続けており、KPIについてはアカウントの状況に合わせて細かくチューニングしていきたいと考えています。
引き続き、まずは採用アカウントの土台作りとしてアカウントのパワーをつけていながら、採用に大きく関わる指標(「採用ページへの総客数」や「Instagram経由での応募数(面接時のアンケートでの抽出を想定)」)もモニタリングもしていきます。
また、今後はより採用の成果につながるよう、採用スケジュールに合わせたコンテンツ施策をするなど、より顕在層を意識しながらフェーズを引き上げていきたいと考えています。
- その他の導入実績