私にとって田舎は地獄だ。東京から奄美に移住した先輩にもの申したい!


パソコン一台あれば、どこでも仕事ができる時代。

だからこそ、リモートワークやサテライトオフィスで働く場所を変える人も多くなってきています。空前の田舎移住ブームといっても過言ではないでしょう。

ですが、幸せな人生を送るために、そもそも“場所”って大切な軸なんでしょうか?

高知のど田舎から、東京へ。東京から、奄美大島へ。サムライトの中には、それぞれの考えや想いを抱えて、移住を選んだふたりがいます。

今回は、そのふたりがお互いの価値観をぶつけ合いながら、人生について語ってもらいました。

田舎で鬱屈している人も、都会に疲れている人も、人それぞれ。どういった生き方をするか、今一度考え直してみませんか?

▼プロフィール

サムライトCCM 加藤真守
1984年生まれ。神戸市出身、東京で11年の活動を経て2018年奄美大島に移住。システムエンジニア、Webディレクター、システム/マーケティング・広報担当マネージャー、マーケティングコンサルタントなどを経験し、現在は離島フルリモート社員として主にマーケティングに携わる。 座右の銘は、「おもしろきこともなき世をおもしろく」。

 

▼プロフィール

サムライト編集者 谷和香奈
2017年4月、サムライト入社。コンテンツ本部所属。 オウンドメディアや記事広告まわりの企画・制作、運用に携わる。赤提灯とクラブのネオンに、ついつい引き寄せられる走光性を持った新卒編集者。お酒と音楽を肥やしに、その日その日をなんとか生きながらえています。好きな音楽は、南アフリカのクラブミュージックからシティポップまで。

加藤 VS 谷 スカイプ対談

谷:お久しぶりです!奄美大島はいかがですか?

加藤:谷ちゃん久しぶり〜。元気?こちらはぼちぼちです!

こうしてふたりで話す時間は初めてかもね。今回は、田舎に出てった僕に物申したいことがあるそうで。

そもそも、谷ちゃんも高知の田舎出身でしょ?どうして高知から東京に出てきたの?

谷:うーん…。ひとことで言うと、“地獄からの脱却”ですね。

加藤:地獄 (笑) 。 そんなネガティブな (笑)。さすがに偏見でしょ。

谷:もちろんそうじゃない地域もたくさんあります!私にとっては、ただただ高知は息苦しかった、っていう理由で東京に出て来たので…。

母校の女子校を“良い嫁製造所”って言い放つおっさんとか、“母となる身の誇りあり”ってうたう校歌とか、「25歳で結婚しないと、“女としての価値”がない」っていう祖母とか……。

ほかにも上げたらキリがないんですけど、「人はこう生きるのが幸せだ、こう生きなければ価値はない」っていう田舎の空気感が本当に嫌いで。

今でこそ、「なんでおめーが私の価値を決めんだよ、ふざけんな!お前らのために生きてんじゃねーよ!」って怒れますけど、昔の自分には無理で。「私の価値ってなに?」って、思い悩んですごく疲弊していましたね。

加藤:なるほど。そうした部分は、自尊心にも関わってくるからなかなかしんどい部分ではあるよね。

谷:そうですね。田舎でそうした経験をしてきたからこそ、加藤さんが奄美大島に引っ越すって聞いたときは「嘘でしょ?!」って思ったんですけど……。

ここ数年、ITとかメディア関係の方で田舎に移住して、新しい生活をする人が増えているじゃないですか。「田舎はあったかい」なんて嘘っぱちだと身をもって経験しているからこそ、どうして田舎に行くのかが全然わからないんですよね……。

これまでにない刺激を田舎に求めて


加藤:田舎がいいか、都会がいいかという話をしたってしょうがないので……。人それぞれで選択も変わってくると思うしね。僕がどういった考えで田舎に引っ越したのかって話をすると、「これまでとは違う体験をしたい」というのが、自分の人生軸としてあって。

谷:へー!違う体験ですか。

加藤:東京に住み慣れて、安定して暮らせるって状態を、僕は面白いと思わない。僕は、経験をある程度積んだことに興味がなくなってしまうのかも。

「俺、30歳のときに奄美大島で暮らしてたけど、肌合わなくて帰ってきたんだよね〜。でも、島の暮らしも島の暮らしで面白いよね〜」っていえるほうが、50歳60歳になったとき絶対かっこいいじゃん。やって後悔するより、やらずに後悔するほうが絶対つらいと思ったんだよね。

谷:不満とかダメだった部分もふくめて、“経験”として消化するみたいな感じですね。人生に新しい刺激を与えるものは、決して面白いものだけじゃなかったりもしますもんね。

加藤:あとは、多くの人が東京から田舎に移住するのはマイナスやデメリットにしかならないって考えがち。

他の人がやりたがらないからこそ、移住すればみんなと違う体験ができるのは間違いない。そうしたら田舎に移住するの、美味しいやんて思って。

ましてや、メリット・デメリットがどれだけ大きいのかは、実際試してみないとわからないしね。

幸せになるには、選択すること。そしてその責任を取ること

加藤:本当のことを言えば、人生の過ごし方なんて嫌でも変わるんだよね。学生から社会人になったときも変わるし、独身から結婚しても変わるし、結婚して子供生まれても変わるし。

それだったら、自分のなかで納得のできる時間の過ごし方をしたほうが良い。自走するためにはどうすればいいんだっけ、ということを考えた結果が、谷ちゃんは「田舎のしがらみから逃れて東京で過ごす」、僕は「面白い経験をするために奄美大島に移住する」みたいな。

自分が納得できる時間の使い方か、それを選択できている状況か、が重要だと思う。それがストレスにも影響するんだろうし。

谷:一度きりの人生、どうせなら幸せに生きたいですしね。人生100年時代と言えど、もはや5分の1は終わってるんですよ?!

根本的なところをいうと、幸せは“場所”に縛られないもの。当たり前のことかもしれませんが。友人や周りの人をみていると、自分の幸せの定義を決めずに、なんとなくの田舎移住ブームで動いている人も多い気がしています。

加藤:人生の限られた時間を、“自分はどう生きるのか”っていうのが幸せの根源かな。だからこそ、僕は田舎に移住したし、谷ちゃんは上京した。そうやって、自分を変えることが『新しい時間』に繋がってるていう。

谷:ちなみに、加藤さんは、奄美大島で今度どうしたいとか決まっていますか?

加藤:まずは、奄美大島の土地のことを知り、ここでの生活の仕方を身に付けたいな。

まだ、わかりきってない、やりきってない状態のままで次のステップにいくのは考えたくない。ビジネス的な面にせよ、私生活的な面にせよ、きちんと理解をして。島での生活って、こんなもんなんだよっていうのを人に言えるぐらいにしたいと思ってる。

谷:行った環境をしゃぶりつくすみたいな。

加藤:そうだね。田舎に移住するっていう経験にも、リスクを背負い、エネルギーを費やしてきているわけで。

きちんと田舎を理解しないまま、「不便だよね」、「やっぱり遊べなくてつまらないよね」みたいな結論にするのは違うと思っていて。

やれるだけやってみて、どういう結論になるのかな〜っていうのを、僕自身も楽しみにしてる感じ!

谷:いいですね〜!自分で選択したことをきちんと成し遂げる…。大切ですよね。

田舎では“選択すること”それ自体ができなかったので、今、とても幸せです。さっきの話とかぶる部分もありますが、「自分はどう生きるのか」っていうことを自分で考えて、好きなことも、嫌なことも、全部自分で選ぶことができる。

選択肢があるってなんて素晴らしいんだろうって、最近とくに感じます。自分はなんにでもなれるって気分。

私は、明確なキャリア目標といったものは、今のところ決まっていませんが、「“選択肢”をいろいろ持てる人になりたいな」って思います。「女だから、お金がないから…」といった理由で何かを選べないのは嫌だなと。

そのためにも、ある程度の仕事スキルを身につける必要があるかなと思っていて。サムライトはそんな中でも、スキルを身につけるチャンスがいろいろあるなと感じます。

個人のキャリアプランに合わせて、いろんなスキルの開拓方法を提供してくれますし。

加藤:そう、「選択肢を持てる」自分であること。そのうえで、それぞれの幸せの定義に沿ってどんな選択を重ねていくか、がすごく大事だなと思っていて。

どんな会社に勤めるか、どんな場所に住むか、誰と一緒に過ごすのか。自分の人生を、その限られた時間をどう使っていくのかが、結局死ぬ時に「幸せだった」と言えるかどうかのカギではないかなと。

たとえば谷ちゃんみたいに、まだ社会人2年目で、これからの選択肢を多く持ちたいという場合には、「目の前の仕事を通して身につく、“本質的なスキル”ってなんだろう?」って考えながら仕事すると良いかもね。

自分の思ってたものと違う仕事に直面しても、何らかのスキルなり経験なりが積み上がっていくはず。そうして積み上げたものが、自分の選択肢を広げていくと思う。

そうして選択肢を持ったうえで「自分で選んだ人生を生きていく」時間を重ねていけるように、これからもお互いがんばりましょう(笑)。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

谷 和香奈

コンテンツ本部所属。 赤提灯とクラブのネオンに、ついつい引き寄せられる走光性を持った新卒編集者。お酒と音楽を肥やしに、その日その日をなんとか生きながらえています。好きな音楽は、南アフリカのクラブミュージックからシティポップまで。よろしくお願いします。