これまでの支援実績から見えた、成功するオウンドメディアのポイント。


「コンテンツマーケティング」や「オウンドメディア」という言葉がマーケティングの手法として認知されてから、国内にオウンドメディアが次々と立ち上がっています。

この記事を読まれている方の中にも、マーケターとして自社のオウンドメディアの立ち上げを検討していたり、立ち上げたものの思ったような成果が出ずに困っていたりする方も多いのではないでしょうか。この記事では、オウンドメディアの立ち上げ支援を行ってきたサムライトから、オウンドメディアを成功へ導くヒントをご紹介します。

 

オウンドメディアは「万能薬」ではありません

あなたは、オウンドメディアを運用すれば、自社のマーケティングがすべてうまくいくと思っていませんか?実は、オウンドメディアはマーケティングの「万能薬」ではありません。「AIDMA(アイドマ)の法則」と言って、消費者が商品を買うまでには、以下の5つの段階があると言われています。

  • Attention(認知・注意)
  • Interest(興味・関心)
  • Desire(欲求)
  • Motive(動機)
  • Action(行動)

このなかで、オウンドメディアの得意分野は「認知・注意」や「興味・関心」です。オウンドメディアとは、企業と消費者がコミュニケーションを交わす場です。

  • ユーザーの視点に立ち
  • ユーザーの悩みや欲求に向き合い
  • 自社の強みを活かして悩みや欲求に対する解決方法を提示して
  • 自社のファンになってもらう

オウンドメディアとは、こういうメディアであり、AIDMAの次の段階に進むためには、異なるアプローチが必要です。

大切なことは、「オウンドメディアはマーケティングのひとつの手法でしかない」ということ。マーケティング手法にはそれぞれ得手不得手があります。売り上げの最大化のために、どのようなユーザー層に、どのような体験をしてもらいたいかを逆算してオウンドメディアを活用しましょう。

 

オウンドメディア運営で陥りがちな4つのミス

ここからは、オウンドメディア運営で陥りがちなミスについて解説していきます。効果的なメディア運営とマーケティングを実現するために、これらのポイントに注意して運用していきましょう。

 

1.数字に振り回されすぎる

WebサイトにはPVやUUなど、アクセスを測る指針がいくつもありますが、たとえば、同じ「1万PV」でもメディアや企業によってその意味は異なります。

  • リーチしたい層の総数が少ない(B to Bを中心にビジネスを行っている、など)
  • リーチしたい層の総数が多い(B to Cを中心にビジネスを行っている、など)

というふたつの企業のオウンドメディアを比べてみた時に、前者ならば1万PVは大成功でしょうし、後者ならば1万PVという数字は成功とは言えない場合もあります。PVは効果的なマーケティングのために使う指標や、ユーザーの動きを把握するために使うもの、と考えてもよいかもしれません。

 

2.競合他社のサイトと比べてしまう

オウンドメディアを運営すると、競合他社のメディアとPVやUUを比べてしまうことがあります。しかし、あまり気にする必要はないでしょう。

企業によって、予算や売り上げ目標は異なりますし、集客したいユーザー層や、求める成果は異なるはずです。同業界だからといって意識しすぎると自社メディアの指針がブレてしまい、効果的なマーケティングができなくなります。

 

3.目的があいまい

弊社にご相談に来られるお客様の中には、オウンドメディアを運営する目的があいまいな方もいらっしゃいます。目的があいまいなままでは、効果的なマーケティングはできません。お話を聞いて、「お客様に必要な施策はオウンドメディアではないな」と感じた時には、もちろん別の施策をご提案しています。

  • サービスを認知してもらうために、特定のキーワードで検索1位を取りたい
  • 自社の資料請求数を増やしたいので、ランディングページへの流入経路を作りたい、そのために月間●●PVを達成したい

など、具体的な目標を持ってオウンドメディアを運営すれば、ユーザーとより効果的なコミュニケーションをすることができます。

 

4.外注に頼らない体制の構築

自社の強みやノウハウは自社が一番よく知っているものです。私たちはオウンドメディアの運営やコンテンツ制作、数値の分析などを一手に引き受けていますが、お客様の話をお聞きできる時間は限られています。

御社の資産を有効活用するためにも、運営は丸投げするのではなく自社で運営できる体制を少しずつ整えていきましょう。自社で記事を制作し、公開できる体制を整えておけば、緊急性の高い情報を即時公開できる機動力が得られます。(外注の場合5営業日程度はかかってしまうでしょう)

また、数値を分析してユーザーの動向がつかめれば、自社メディアを使って、ユーザーとより効果的なコミュニケーションをすることもできます。私たちはオウンドメディアは自社で運営することが一番良いと思っています。とはいえ、実際は記事制作や数値分析のノウハウが足りずにお困りの方も多いと思います。

そのような時は、ぜひプロの力を借りてください。

例えば、オウンドメディアを立ち上げてすぐは記事の本数を増やし、メディアの集客力を上げる必要があります。しかし、ノウハウがない、リソースが足りず全ての記事を社内で制作できないという場合もあるでしょう。そのような時に記事制作を外注し、社内の体制をメディア運営体制を整える、といった使い方ができます。

オウンドメディア運営は、中長期的なスケジュールで取り組むマーケティング手法です。そのメディアに独自性を持たせ、成長させていくためには、しっかり社内で体制を構築するに越したことはありません。それに向けて、課題・目標と向き合い、根気強くメディア運営をしていきましょう。

 


ABOUTこの記事をかいた人

鈴木 雅矩

コンテンツ本部所属。 大学を卒業後、自転車日本一周や世界旅行を経て、未経験からフリーのライター・編集者に。キャリア2年目で運良くサムライトと出会って入社し、編集者として勉強する日々。著書に「京都の小商い~就職しない生き方ガイド~(三栄書房)」