【ライター初心者必見!】読まれる文章を書くために。押さえておきたい”Webライティング”の基本作法。


こんにちは、コンテンツ本部で記事制作をしている渡邉です。

SNSや個人ブログ、プレスリリースなど、公私問わず誰もがインターネットを通じて情報発信できる世の中となりました。インターネット普及率83.5%(※1)と、“1億総発信”とも言える時代が来たのです。しかし、全員が「Webでの文章の書き方」を意識しながら文章を書いているわけではないでしょう。ただ文章を書くのとWebでの読まれ方を意識しながら文章を書くのとでは、大きく変わります。

この記事では、クラウドソーシングでライティングをはじめたばかりの方や、メディアの担当者で記事の書き方がわからないという方に向けて、Webライティングの基本的な心得を解説していきます。

※1 総務省「通信利用動向調査<平成28年>」より

文章を書ける=Webライティングができる、ではない

まず、Webライティングとはいったいなんなのでしょう。

シンプルに説明すると、Webメディアなどインターネット上に乗せる文書を書くことです。一見、簡単なことのように思えます。しかし、ただ文章を書くのではなく、「Webで読まれる」文章を書くことがWebライターや企業のWebメディア担当者の仕事

言い換えれば、それができるからこそ、Webライティングができる人材の価値があるのだと言えます。

ではここからは、「ターゲット・目的の設定」「文章構成」「ライティング」「タイトル」の4点に分けて、Webライティングの「基本のキ」について実践的に学んでいきましょう。

ターゲット・目的の設定〜70億人に読んでもらおうとは思わない〜

Webライティングにおいて、最も重要となる要素が、「ターゲット」と「目的」の設定です。このターゲット・目的設定を間違えてしまうと、どんなに“美しい”文章、どんなに目新しい内容であっても、その価値を大きく下げることとなります。

なぜなら、記事とは単なる「情報の置き場」ではないためです。伝えたい人に向けて、伝えたいメッセージを伝えるために記事があり、そのためにターゲットや目的を定めるのです。例えば、英語学習法についての記事であっても、中学生が高校受験のためにそれを読むのか、30代ビジネスパーソンが海外赴任のために読むのかでは、書く内容も文章の書き方もまったく違います。

世界の全人類・70億人に向かって書かれているような記事は誰にも刺さらず、誰にも読まれません。想定したターゲットに確実に読まれることを意識して文章を書きましょう。

文章構成〜とにかく基本は、起承転結〜

ターゲットと目的を設定できたら、そのターゲットに伝えたいことを届けるために文章を構成します

面倒に思われるかもしれませんが、いきなり文章を書き出してもほとんどの場合、うまくいきません。文章の途中で方向が逸れてしまったり、書くことがなくなってしまったりするでしょう。この構成までしっかり決まれば、あとはライターの文章経験の差こそ出ますが、記事として大きなブレはなくなります。クラウドソーシングでターゲット・目的・構成まで決めて外部のライターに依頼する制作会社も多いのは、そのためです。

構成を立てる方法はいくつかありますが、古くから日本で文章を書く際に使われる「起承転結」という考え方が一般的です。「起」でテーマを出して読者を引き込み、「承」でそのテーマをさらに展開。「転」で、別視点で読者に驚きを与え、「結」で全体をまとめます。

では「ビジネスハック」記事を例に出して、具体的にどのように起承転結に落とし込むのか確認しましょう。

「意識の高いビジネスマンに向けて、“マインドマップ”というアイデア手法を勧める」記事起:「アイデアが出ない」という読者の悩みを踏まえたうえで「マインドマップ」というテーマを提示。
承:「マインドマップ」とは何か。そのメリットや、導入している著名人などを説明。
転:「マインドマップ」を取り入れるにはどうしたらよいのか解説。
結:内容の総括と、「マインドマップを取り入れてみては」という、次のアクションの提示。

大まかなポイントとして…

  • 「起」ではターゲットとする読者の悩みを言語化し、共感ポイントを作る(「共感」はWebの文章において重要な要素)。加えて、その記事のテーマを提示する。
  • 「承」では、読者がそのテーマについてより知りたくなるような事実などを出す。
  • 「転」では、「起」「承」までとは違う視点で話を展開する。
  • 「結」では、内容のまとめと同時に、読者が記事を読んだあとのアクションを提示する。

このような起承転結を踏まえて、構成を組み立てましょう。

ライティング〜無駄がない文章こそ良い文章〜

構成を組み立てたらいよいよ「ライティング」に入りますが、「文章の書き方」について書かれた記事や本はたくさんありますので、ここでは「Webでのライティング」という視点で目指すべきシンプルな文章について説明します。

自己満足で書いているのではない以上、「伝えたいことを正確に伝える」ことが最大の目的です。軽妙な比喩や言葉遊びは、正確な情報伝達を妨げるため、できるだけ控えましょう(もちろん、それが読者に情報を伝えるうえで必要ならばあってもいいと思います)。

Webでのライティングでは長文は避け、一つの文章に一つの意味という、“一文一義”が基本。とにかく、自己満足な文章ではなく、「読者がどのように受け取るか」意識することが大切です。加えて、Webの文章はスマートフォンで読まれることも多いですので、改行も適度に加えるようにしてください。

タイトル・見出し〜タイトルは記事の“顔”で“命”〜

検索結果に表示されるとき、そしてSNSでシェアされたときにクリックされるきっかけとなるものが“タイトル”です。それを踏まえると、タイトルは記事の顔であり、命であるとも言えます。

タイトルのつけ方については非常に多くのノウハウがあるうえに、ライター自身がタイトルをつけられないことも多々あるのでこの記事で詳しく述べることは避けますが、ライティングにおいてはタイトルと記事の内容に乖離がないようにしましょう

タイトルで大きなことを言っているのに、記事中ではほとんど触れられていなければいわゆる“釣り”タイトルとなります。また、「〇〇の対処法」という記事で、〇〇についての説明がほとんどで、対処法についての記述が2~3文ならば、やはり“釣り”タイトルとなります。

最初にタイトルを決めてから文章を書いた場合は、書いたあとにタイトルに沿った内容となっているか必ず確認しましょう。また、タイトルが記事全体の顔ならば、見出しは各章の顔です。読者に読みたいと思わせ、なおかつ“釣り”見出しにならないものを目指しましょう。

まとめに代えて〜情報を発信する立場のリテラシー〜

Webライティングをするうえで、情報を発信する立場としてのリテラシーは、必ず心がけなければなりません。

50,000PVの記事を書くライターは、その成果を喜ぶとともに、自分の発信する情報が50,000人に信頼されていることを自覚する必要があります。その責任を果たすためには、「ソースが不明な情報は使わない」「画像など著作権には十分配慮する」といった、“基本的”なことが求められているのです。

この記事が、悩みを抱えている読者に対して正しい情報・有益な情報を正確に伝える一助となれば幸いです。


ABOUTこの記事をかいた人

渡邉 聡一郎

コンテンツ本部所属。 大学卒業後、インターンをしていたサムライト株式会社に就職。多数のオウンドメディアで制作に携わり、どんな媒体でも書ける柔軟さが強みだと思っている。これから身につけたいスキルは、デザインとグロースハック。あまり明るい人間ではない。