ブランディング強化をめざしたコミュニケーション型のTwitter運用

案件の背景

味の素様のコーポレートアカウントは、2010年5月頃に取得はしていたものの、休眠状態でした。

しかし生活者のSNS活用が進む時代の流れを踏まえ、活用方針を見直し、コーポレートブランディング強化に向け、Twitterアカウントの運用パートナーを選定し、本格的にアカウント運用に取り組まれることになりました。

コーポレートアカウントとして、ただフォロワーを増やすだけではなく、「Ajinomoto」ブランドの提供価値に賛同してくれるファンを増やしていくことを重視した戦略設計から、運用方針の策定とフォロワー獲得を目的とするキャンペーンの企画・実施や定期的なオーガニック投稿まで、戦略的なアカウント運用を実現するためのトータルサポートをサムライトが提供しました。

ご提案したアカウント運用方針・コンセプト

製品やサービス、企業活動に込めた思いや理念を届け、製品やサービスだけではなく、企業を好きになって、ファンになってもらうことを目的としました。
そのために、簡潔でわかりやすい投稿とユーザーとのコミュニケーションを増やし、ユーザーを楽しませながら興味・関心を持ってもらい、信頼関係を構築しコーポレートブランディング強化につなげていくという運用方針を立てました。

さらに、運用当初はフォロワーがまだそれほど多くない状態であったため、キャンペーン企画もご提案し、定期的に実施しました。

◆オーガニック投稿
月16本くらい投稿し、コメントへの返信などにも注力しました。

◆プレゼントキャンペーン
季節イベント（モーメント）をテーマしたキャンペーンを毎月実施しました。

具体的な施策内容と成果

2019年からサムライトが携わり、約3年でフォロワー数は8,000人から310,000人に増えました。
特に、2022年には新しい試みとしてインスタントウィンを活用した結果、これまで獲得できていなかった若年層のフォロワー増加も実現しました。

【キャンペーン】
本取り組みでは、季節イベントとしておみくじをテーマにしたインスタントウィンキャンペーンを実施しました。

◆キャンペーン名
「味みくじキャンペーン」

工夫点や成功の要因は下記の通りと考えています。

① キャンペーン設計
その場でプレゼントの抽選結果がわかるインスタントウィンキャンペーンを実施。本キャンペーンでは35,000人以上のフォロワーを獲得。フォロー＆リツイートで抽選結果が届くためユーザーが気軽に参加できるというインスタントウィンの特性が生きる設計内容としたことが、フォロワー数大幅増加に繋がりました。

② タイミング
毎月さまざまなキャンペーンを実施していますが、特に今回は“お正月の運試し”感覚で参加するユーザーが多く、いつもより大きな反響になりました。

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味の素社からのお年玉🎁#味みくじ キャンペーン🎉
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あけましておめでとうございます🎊

その場で当たる運試し！おみくじキャンペーン開催中✨
【大吉】【中吉】【小吉】【吉】が出たら豪華賞品をプレゼント🎁

🔽参加方法
①@ajinomotoをフォロー
②この投稿をRT
③リプライで抽選結果が届く！ pic.twitter.com/yMzWvaZVrn

— 味の素株式会社 (@ajinomoto) January 4, 2023

【オーガニック投稿】
最初は基本的に情報発信のみの投稿でしたが、ユーザーとのコミュニケーションを意識した結果、2022年1月と2023年1月を比較するとエンゲージメント数が3.8倍に上昇しました。ターゲットに合わせたトンマナやユーザーがレスポンスしたくなるような投稿を意識した成果が見られています。

今後の展望

フォロワー数を引き続き伸ばしていくのはもちろん、エンゲージメントを積み重ねて、コーポレートブランドの価値にいかに繋げていくか、が今後の主なテーマとなります。

ユーザーとの垣根を越えたコミュニケーションを進め、ユーザーからポジティブに言及してもらえる立ち位置を実現することにより、「他の企業からも憧れられるTwitterアカウント」をめざし、引き続き取り組みを進めていく予定です。